2023年9月24日に、DiRECT教員の栗田と大前が 第11回『臨床研究てらこ屋』in 福島を開催しました。60名ほどの、福島県内の医療者の皆様にご参加いただきました。
受講者の皆様より、
- 自分も留学に興味があり後藤先生の実体験を交えたお話は非常に参考になるとともにモチベーションになりました。
- グループワークと大前先生の講評を通して、交絡因子を考えることが、結果の妥当性を評価するというだけでなく、一般化できるか、自分の対象に転用できるかの判断にも関わるということを知りました。今後論文を読む際にはただ結果を見るだけでなく、自分の対象にも当てはまりそうなのか、という視点も持ちたいと思いました。
- AIの発展にともない、論文を執筆するハードルは下がりつつあるということが、より深く理解できました。また、関係するAIソフトの種類がすでに多く存在していることが新しい発見であった。
- ①事前学習とグループワークで交絡を挙げる内容を通し、②論文で評価されていない交絡を多方面から検討することで、③自分が論文を書く際の論理補強に活かせると思った。④検討できていない交絡がないか常に考えながら研究を進めたい。
- 凄まじい行動力に圧倒されました。英語力に自信の無い中で海外に飛び込んでいった勇気は本当に見習いたいと思います。また一流誌に載ることが目的ではなくて、実臨床に還元できる研究を目指すべきだということを再認識しました。AIの活用も非常に興味深く拝聴いたしました。ありがとうございました。
- AIが進んでいく中で、疫学の基礎的な知識をベースにする前提で、自分の研究や論文執筆においてAIを積極的に使っていきたいと思った。
- 交絡などを考えることが苦手でしたが、ファシリテーターの先生にわかりやすく教えていただき感謝しています。
- 留学や臨床研究に携わる経緯などをお聞きして、後藤先生の行動力に驚嘆しました。自分の環境に甘んずることなく、学び続けていきたいと思いました。
などの講評をいただきました。
[受講者数]
63名
[ワークショップ風景]
後藤匡啓先生のランチョンセミナーでは、救急医になってからの臨床研究の出会いとどのような経緯とモチベーションで留学したのか、加えて機械学習やAIを臨床研究にどのような視点で盛り込むべきなのかについて、情熱溢れるお話をしていただきました。