Department of Innovative Research & Education for Clinicians & Trainees (DiRECT)

臨床研究デザイン学

2017年度の授業評価表示 する

臨床研究デザイン学 専門研究科目

開講の主旨

現在、我が国の臨床研究の発信力は、世界25位に凋落してしまいました。なぜでしょうか?様々な要因が言われていますが、私は、主要な要因の一つがこれまで医学部や大学院で、研究デザインが教えられて来なかったことにあると考えています。
臨床研究の命は、医療者自らの問題意識に依拠した疑問、リサーチ・クエスチョン (RQ) にあります。これは「医療者の心」とも言えます。その後、このRQをしっかりと「研究の基本設計図」を構築する必要があります。この設計図を作らずに、安易にデータ収集を開始してしまい、質の低い研究が量産されているのが現状ではないでしょうか?せっかく良いリサーチ・クエスチョンがあったとしても、これでは無駄になってしまいます。
この授業では、受講者にこの「研究の基本設計図」の重要性と、基本設計図完成までの「7つのステップ」を理解していただくこと、を目指しています。
各ステップで、研究デザインに必要な最も基本的なリテラシーを習得していただきます。

目標達成のための方略

学習効果を最大限にするために、下記の教育方略を採用します。

1. 系統的な講義:
研究計画をどのようにデザインし、デザインした結果がどのように論文執筆に活用できるかまでの道のりをお示しします。
2. eラーニングシステムを用いた遠隔授業受講:
地理的に離れた受講者、臨床で多忙な受講者のために、授業を無理のない時間帯に遠隔受講可能
3. ワークショップ:
オンサイトのワークショップでの実践的学習により理解を促進
4. 事後のクイズ:
理解度のセルフチェック
5. 疑問と解説のシェア:
SNSなどを活用して、知識と理解のシェア
区分 専門研究科目
授業科目名 臨床研究デザイン学
開講年次等 1年通年
必修・選択の別 選択科目(医科学コース)
選択科目(社会医学・行動科学コース)
選択科目(システム医工学コース)
単位数 2
コーディネーター 栗田宜明
授業科目の概要 学習達成目標

  • 医学研究(特に臨床研究)を行う際に必要な「研究デザイン学」の基本を理解する
  • 疑問の構造化・モデル化、測定概念の変数への変換、変数測定法の開発や測定法の評価、比較の質を高める方法、調査研究法の基本を理解する
テキスト・参考図書
評価の設定
  • 遠隔講義受講 (40%)
  • 事後テスト (20%)
  • アンケート回答(10%)
  • ワークショップ参加 (30%):必修とします
その他
  • 大学院生以外(初期・後期研修医、医員、関連病院医師、教員)の聴講を許可します(fmuのアカウントお持ちの方限定。多数の場合は人数制限あり)。
  • 事前登録が必要です(ページ下方から登録できます)。
  • 個々の遠隔講義毎に、設定した期間中にWeb講義の受講および事後テストを受けて頂きます。また、アンケ一卜に回答して頂きます。
  • 対面型ワークショップへの参加を必修とします。
  • 実践臨床統計学特論演習Ⅰ(講義演習),実践臨床統計学特論演習Ⅱ(解析演習),診断・治療・アウトカム特論演習の履修を希望される方は、研究デザイン学の履修を必須としますので、必ず登録して下さい。(詳しくは こちら https://direct.fmu.ac.jp/curriculum/)

2018年度授業日程

日程や講義内容は、講師の都合により変更になる場合があります。変更があった場合は、履修登録者にお知らせをします。

講義番号 聴講可能期間 講義名
1 5/28 – 6/10 研究デザイン 7つのステップ
2 6/11 – 6/24 疑問を構造化する
3 6/25 – 7/8 疑問をモデル化する
4 7/9 – 7/22 測定をデザインする
5 7/23 – 8/5 研究デザインの型
6 8/6 – 8/19 アウトカムと効果の指標
7 8/20 – 9/2 比較の質を高める(1)
8 9/3 – 9/16 比較の質を高める(2)
9 9/17 – 9/30 論文執筆に活かす研究デザイン
ワークショップ 9/23 未定

担当教員

栗田宜明
附属病院 臨床研究教育推進部部長 准教授
福原俊一
副学長 臨床研究イノベーションセンターセンター長

事前登録

eラーニングシステムを用いるため、下記(↓)のフォームより事前登録をお願いします。
[登録締め切りは、5月13日とさせて頂きます]

PAGETOP