2019年度 診断・治療・アウトカム評価特論演習/ヘルス・サービス・リサーチ 授業評価
開催概要
開催回数 | 計10回 |
延べ参加人数 | 計234名(うち院生(必修)93名、院生(大学院セミナー)87名、聴講54名(うち会津医療センター39名) |
担当教員 | 栗田 宜明 |
授業科目の概要 | 学習達成目標
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授業アンケート結果(1)
受講者の声
- 特に傾向スコアマッチングは良く用いられている手法と思いますが、どういった時に使われているのかがわかりました。
- 観察研究とRCTとのメリット・デメリットがわかりやすかった
- ケースコントロール研究や繰り返し型のデータセットの研究方法は糖尿病などの研究などに対しても非常にいいように感じました。
- 擬集団の説明がわかりやすかった。
- 複雑な手法になってきているので、今の所計画している研究でこのような手法を用いることはないと思います。しかし、将来チャンスがあれば是非やってみたいです。
- 比較的まれなアウトカムを対象とするときポアソン回帰が利用できることがわかった。カウントデータをアウトカムとするような場面は実臨床によくあるので、これが活用できるのではないかと思った。
- 私は循環器内科なので、心不全の入院回数というカウントデータはとても切実で、研究対象として注目しています。その回数を減らせたかどうかを分析する方法を学べてよかったです。
- 効果の前後の変化についてはこれから論文を読む際に、懐疑的に読むことが必要であると学んだ
- 診断に関する研究は行ったことがないのですが、今後使うかもしれません。ROC曲線の引き方や陽性尤度比、陰性尤度比は苦手だったのですが、今回の講義でよく理解できました。今後は論文読むときも流さずきちんと理解できると思います。ありがとうございました。
- 具体例を挙げてくださったので、対象や診断方法によって感度や特異度が変わってしまう可能性について理解しやすかった。論文として報告されていると全てうのみにしてしまいそうなので、今回学んだことを生かして論文を読む目も養いたい。また自分が論文を書く際も折角取得したデータを説得力のある形で結論付けられるようにしたい。
- 診断精度の研究を行う場合に、実際の研究例が示されており、デザインを考えるときの大きなヒントになったから。
- 講義で紹介されたwellsスコアなど、実際の臨床でスコアリングはよく使用するが、このような過程を経て作成しているのだと初めて知ったので興味深かった。実際に栗田先生が基準を作成した具体例も挙げてくださったのでイメージしやすかった。
- QOLについてあらためて学習することができてよかった。臨床的にQOL評価は重要なので興味が湧いた。
授業アンケート結果(2)