2021年度 実践臨床統計学特論演習I / 臨床データ解析学特講 授業評価
開催概要
開催回数 | 計9回 |
延べ参加人数 | 計322名(うち院生[必修]181名、院生[大学院セミナー]88名、聴講27名[うち会津医療センター17名]) |
担当教員 | 長谷川 毅, 栗田 宜明 |
授業科目の概要 | 学習達成目標
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授業アンケート結果(1)
受講者の声
- 今まで研究に携わりながら、なんとなく上級医の先生から教わったことが、今回の講義を通して、なるほどと理解することができました。
- 先行研究で示されている平均値(標準偏差)、中央値(四分位範囲)などの使い分けが分からずにいたが、標本データの示す型によって使い分けがなされていることが理解できました。また、そこが理解できていないとその後の分析方法の選択や結果の解釈も変わってくると思いました。
- 統計というと検定のイメージが強かったのですが、実際に統計的有意差があっても、それをどう解釈して良いのか迷うことが多かったです。しかし、検定ではあくまでも「群間の差があるかどうか」であって、集団の特性を解釈するには「推定」によって得られた結果を重視すべきだったことが分かりました。「P値が小さいほど差が大きいのか?」という部分のスライドがとても理解しやすかったです。
- 高安動脈炎に対する生物学的製剤介入群、非介入群での予後の違いなどの検定を予定していたので、改めて対応の有無パラメトリック、ノンパラメトリック検定の復習になったから。
- 現在計画中の研究でカテゴリ変数を使用した比較を考えているため、とても参考になりました。Fisherの性格検定やYates補正は単語だけは聞いたことはありましたが、どのように分析・解釈に活用するかを理解出来て良かったです。
- 相関、回帰についてこれまで理解が不十分であったが、講義により理解が深まったので。
- 血液内科領域が専門領域で、有効/無効・生存/死亡といった2値のカテゴリ変数を用いることが多いため、参考になりました。
- ロジット変換部分がわかりやすかった。
- 生存曲線に関しては今まで勉強したことがなく、今回の講義は非常に勉強になった。 RAに対して生物学的製剤導入の有無で再発率を検討する疫学研究も今後検討しており、参考になった。
- 生存時間解析の読み方が理解できました。
- 緩和ケア病棟において身体機能と死亡に関する調査しており、今後の研究の参考になり大変有用でした。
- 比例ハザードモデルに関しても、初めてきちんとふれましたが、私なりに解釈できたと思いました。
- サンプルサイズ設計、交絡とサンプルサイズ、サンプルサイズ計算ソフトなど、これまで曖昧だった部分について、その基本的な考え方が学習できたから。