2022年度 研究デザイン学/臨床研究デザイン学 授業評価
開催概要
開催回数 | 計9回 |
延べ参加人数 | 計523名(うち院生(必修)338名、院生(大学院セミナー)58名、聴講123名(うち会津医療センター40名) |
担当教員 | 栗田 宜明、濱口 杉大、福原 俊一 |
授業科目の概要 | 学習達成目標
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授業アンケート結果(1)
受講者の声
- 一つ一つのスライドとそれに対する説明が洗練されていて、自分が研究計画をプレゼンする際に大いに参考になりました。
- 講義を受ける前は研究において英語と統計の知識が大きな割合を占めると考えていましたが、講義を受けた後はクリニカルクエスチョンや研究デザインの質が重要だということに気づかされ、まさに目から鱗でした。
- 栗田先生の情熱を感じました。講義の後半に向けて尻上がりに聴講者のやる気を刺激するメッセージを畳みかけていくのが、気持ちよかったです。
- 日頃の臨床疑問をこまめにメモをとる。最近はメモを忘れていましたので、初心に帰ろうと思いました。
- 現在研究計画書を作成するのに四苦八苦しており、講義を受ける前は介入研究をしなければならないと思い込んでいました。しかし講義を受けた後は介入研究やランダム化比較試験などが研究として優れているということはなく、記述研究であってもクリニカルクエスチョンや研究デザインが優れていることが重要なんだということに気づかされました。これから研究計画書を作成するときに今回の講義で学んだことをいかしていきたいと思います。
- 研究を始めるにあたり大変重要な講義内容だったと思います。日々の臨床から疑問を持ち、研究に繋げたいと思います。
- まだ自分の研究テーマが明確に決まってはおらず、有用であるかの判断ができませんでした。先輩方から、臨床研究はあまり重要視されないと聞いており、私自身も臨床研究以外でテーマを決めなくてはと思っていたので、初回の講義を聞いてから考え方が変わりました。
- 研究を進めるにあたり、きちんと論文化できる研究を進めるために、PI(E)COを明確にすることは大切だということは知っていましたが、その具現化にあたり、先行研究の検索方法や、何をアウトカムとするのか(誰目線で切実さがあるのか)について説明がクリアで分かりやすかったです。
- 第三の因子について栗田先生の研究の実例を交えながら具体的に説明していただいて大変分かりやすかったです。今まで読んだことのある統計学の本では概念として説明されているだけで実例が不足していたためイメージすることが困難でしたが今回の講義で実際の研究計画に活用する自信がわきました。
- 第三の因子の分類が非常にわかりやすかったです。ついつい交絡という言葉を感覚で使ってしまっていましたが、あらためて考え直そうと思いました。また、査読者への対応例も非常に参考になりました
- 臨床研究において、変数の種類を理解していないと適切な統計解析ができず、またカテゴリカルデータへ変換する際に臨床的な意義を考慮した変換、統計解析はその後の解釈を考える上で重要であると実感しているからです。とてもスマートな説明で、理解が深まりました。
- 様々な研究を例として授業をしているため理解しやすく興味深かった。鈴木先生の行った研究は2021年の論文を参考にしていたためとても新鮮に授業を聞くことができた。
- 研究の種類について混乱していた部分が今回の講義ですっと理解できるようになりました。ありがとうございました。
- なんとなく使っていたオッズ比やハザード比といった指標の意味使い方を学ぶことができた。
- どのアウトカム指標を用いるかで、伝える結果が大きく変わってくることが分かりました。存在、発生、効果の指標を頭に入れて研究をデザインする重要性が理解できました。
- リスク差とリスク比の違い、特徴の解説がとてもわかりやすかったです。
- イラストが効果的に用いられていて非常にわかりやすい。
- 交絡への対処法についてデザイン、解析ごとでの介入に関しての実例がわかりやすかったです。
- 臨床研究を行うにあたりデザインの段階で排除できるバイアスについて知ることができた。そのバイアスが生じやすい状況も聞くことができた。具体的な仮説が図されわかりやすさが高まった。
- 段落毎の特徴や何を書けばよいか、また簡潔に書くべきところや重要性の順に書くべきところなど、具体的に論文を提示しながら説明して頂いたため、理解がしやすかったです。繰り返し自分で論文の構成を考えていく中で、今回の授業が活きるように思います。
- 今回の10個の視点がまさに目からうろこでした。新規性、切実なRQをわかりやすく、かつうまくアピール出来るようにするための、エッセンスと感じました。また、日本語の特性をなんとなく教わって理解していましたが、柿と栗の話などで、さらに理解が深まりました。FIRMNESSチェックや交絡因子による疑問の構造化をもっとトレーニングを積んでいきたいと思いました。
- 特にイントロとディスカッションの書き方について、より具体的でかなりわかりやすかったから。
授業アンケート結果(2)