Department of Innovative Research & Education for Clinicians & Trainees (DiRECT)

2021年度 研究デザイン学 / 臨床研究デザイン学 授業評価

2021年度 研究デザイン学/臨床研究デザイン学 授業評価

開催概要

開催回数 計9回
延べ参加人数 計679名(うち院生(必修)479名、院生(大学院セミナー)71名、聴講119名(うち会津医療センター42名)
担当教員 栗田 宜明、濱口 杉大、福原 俊一
授業科目の概要 学習達成目標

  • 医学研究(特に臨床研究)を行う際に必要な「研究デザイン学」の基本を理解する
  • 疑問の構造化・モデル化、測定概念の変数への変換、変数測定法の開発や測定法の評価、比較の質を高める方法、調査研究法の基本を理解する

授業アンケート結果(1)

 

受講者の声

  • これまでに行ってきた臨床研究は、疑問点ではなく、結論ありきで行ってきたことが多かったような気がします。これから行う基礎研究・臨床研究に際して、初めの研究デザインがとても重要であることがわかりました。
  • 学会発表や研究~論文化に対して強い苦手意識があり、その原因が、臨床での疑問を通り越してデータ収集の段階から行っているからだとわかったからです。
  • 準備なしではひらめきの神様は降臨しないというお話も考えさせられました。
  • academic physicianに必要な基本事項がわかりやすくまとまっている
  • 過去にやられている研究をさらにブラッシュアップすることで一流雑誌に掲載されるということを学んだ。また、patient-centered outcomeがとても大切であり、relevantであるためそのような視点でPECOを考えていきたい。
  • 今までリサーチクエスチョンとして、きちんとまとめないうちに研究をスタートし、途中で目的が変わってしまうといったことを経験しました。
  • 実際に自分の行う研究や作成している論文の質を高めるために非常に有用であると思いました。授業の内容を意識しながら、トップジャーナルに記載されている論文を読むとより論理的に読めるような気がします。
  • 普段面白い臨床疑問を思い浮かぶことができず、まずはデータから集めて統計してみて有意差がでるものを深めていくスタイルで研究をおこなっていた。やはり疑問が先立たないとだめだと思った
  • とても分かりやすく、研究の考え方を整理できるので、毎回楽しみに受講させて頂いております。繰り返し聴講できるのも魅力です。また、論文等の例が出てくることで具体的にイメージできています。ありがとうございました。
  • 透析患者の通院手段とQOLや、車の前面形状と交通外傷時の重症度など、少し気にかかるが過ぎてしまうようなこと、あるいは全く思いもしないようなことでも、研究テーマとして取り組むことでアウトカムが示せることが大変面白いと思いました。有難うございました。
  • 先生のレクチャーは過去の臨床研究を例に出していただきながら学ぶことができるためわかりやすいです。
  • どのような研究デザインがあるのか勉強になった。それぞれに一長一短があるのでどのデザインがその研究に向いているのか考える必要があるとわかりました。
  • 自分たちの分野では大部分が過去の画像データを用いて、解析を行う研究が多いが、今後新たな撮像方法で画像を撮像した際の診断率や病変の認識率などを比較するような研究を行った際に、研究モデルを構築することに役立つと思う
  • 有病割合やリスクや発生率、オッズ比やハザード比といったそれぞれの意味と意味の違いが理解できました。先行研究を読み深める上でも非常に有用で勉強になりました。
  • 修士論文のアウトカム指標の設定に現在悩んでおり、参考になった。
  • 系統誤差についてと交絡への対処方法について頭を整理することができた。また、仮に交絡をきちんと調整できなかったとしても過小評価している場合には研究においては意義のある結果であるということができるということは納得がいったし、実際の査読対応にも参考になると思った。
  • 共変量と思ったらなんでも投入?の部分が、丁度悩んでいた部分であったので、何を第3の因子とするのかの理解の助けになった
  • このようにたくさんの種類のバイアスが存在することを知ることができました。対策も1枚のスライドにまとまっていて見やすかったです。
  • いままで追跡不能症例に関して、可能な限りの追跡をせずに簡単にcensorにしていました。バイアスになるとは思っていませんでした。勉強になりました。また、思い返すと、指導医や上級医の先生が書く論文は、当然のようにlimitationを考察に入れていました。
  • それぞれのバイアスについてモデルを用いた説明があり分かりやすかった
  • connected paper など先行文献の検索方法など参考にしたいと思いました。introductionやdiscussionを書く際の重要な点が自験例もあり、わかりやすく、参考になりました。
  • 現在データ解析が概ね終了し論文作成に取り掛かるところですが、そもそもどうやって書き始めればよいのか悩んでいました。具体的な例を挙げて書き方のコツをご講義いただき、大変参考になりました
  • 先生の具体的な事例に沿って、臨床研究論文の研究デザインの具体的かつ実践的な留意点やポイントをお教え頂き、非常に参考になったため。

授業アンケート結果(2)

 

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